東京新聞特報欄にもあったが、昨日26日の施政方針演説。自らの国家観「美しい国」を説明するにあたって出てきた珍語「カントリー・アイデンティティー」。
「美しい」なんて、人間の数だけある最もやっかいな形容詞。これを国家像にくっ付けるという、なんて乱暴、いや失礼、なんておっとこらし~(この形容、ジェンダーフリーが大嫌いな彼にぴったりか)ことをやるんだろうと思っていたが、理由が分かった気がする。
なんたって、人間の尊厳とも言うべきアイデンティティーを国家にくっ付ける。人間を十把ひとかけらにできるっていう感覚が彼にあるんだろうな。
そのための「教育再生」なんだと思うと、とんでもない人が首相になったものだ。