外遊先のワシントンで3日(日本時間4日未明)講演した麻生太郎外相。自民党総裁選を前に、ちまた言われる格差社会や負け組固定論を気にしてか、小泉改革を「既得権益を破壊しただけ」なんて批判。小泉総裁、小泉内閣のもとで総務会長、総務相そして外相と重要ポストを歴任して小泉政策を支えてきたことを忘れたらしい。
最近、いわゆる「麻垣康三」たちがこぞって格差社会からの脱却を呼びかけているが、安倍官房長官にしろ谷垣財務相にしろ麻生にしろ、現職閣僚の立場をわかってないんじゃないの。小泉批判は自分への批判と同じ。本気で批判するなら今の職を辞するか、さもなければ小泉自身に辞職を促すべき。総裁選まであと4ヵ月、今からでも遅くはない。